○印材の種類(象牙・水牛)

印鑑の素材は大きく5つの系統に分けられる。

印鑑の材料となる「印材」は色や形、重量、朱肉の付きの良さ、耐摩耗性、彫刻のしやすさなど

素材によって様々な特性を持っています。

一般的によく知られているのが「象牙」や「黒水牛」などで、これを印鑑の形にしたものが「印材」と呼ばれ

大きく分けて5つの系統があります。

動物系は主に「角」や「牙」を用い、木質系では「柘」女性に人気の「石」

最近注目の金属系の「チタン」は男性に人気があります。

ここ数年人気が増しているのがアクリル樹脂などで色や柄が豊富な「カジュアル印材」です。

ここでは印鑑の「象牙」と「牛角」についてさらにお話します。

◎高級素材「象牙」

象牙の特徴は耐久性・捺印性・印影の美しさに優れ、印材として最適な材質です。

「牛角」が毛髪の固まったものであるのに対し、象牙は「歯」なので、ひび割れや虫食いに対して強いため、何十年という長期間の保管が必要な実印や銀行印には最適です。

◎コストパフォーマンスの良い「牛角(うしのつの)」

大きく「黒水牛」と「牛角(白)」(※以前はオランダ水牛とも言われていた)に分けられていて、使用される牛の種類がちがっています。「黒水牛」は自然そのままで真っ黒なものは希少で、一般的に流通しているものは薬品を使って黒く染色されています。「牛角(白)」は天然素材のため、色合い・模様が同じものがなく、その風合いを楽しめるのが特徴で、その中でもより「白」に近いものは象牙についで高価になることも・・・

色々な印材がありますが、目的に合わせて選んで頂くことが大事です。

 

 

 

 

 

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